俗世間と浮世の間(はざま)にて

浮世の苦楽は壁一重
(うきよのくらくはかべひとえ)

この世の苦楽は隣り合っていて
変転極まりないものだから、
苦境にあっても悲観することなく、
楽境にあっても楽観し過ぎないことが
重要であるという教え。

浮世って何でしょうね?
対義語としては常世 (とこよ)があって、
永久に変わらない世界、神域を指しますが、
死後の世界や黄泉の国を言うこともあります。

ついでに”浮世離れ”と言ったら
浮世に囚われず、その枠を越えて
別の世界を楽しむさまを指していて、
超然、超俗、脱俗など
ほとんど誉め言葉ばかりです。

自由自在に、浮世と常世を行き来出来たら
楽しいでしょうね