ラストサムライ

士族の商法
(しぞくのしょうほう)

明治維新後に特権を失った士族が、
慣れない商売を始めて
失敗したことを指す言葉。
不向きな人が商売をやっても
うまくいかないことのたとえ。

昨日まで侍だった人が
ずっと商人だった人と同じ土俵に立っても
同じように出来なくて当然ですね。

それは、人間的な優劣と別な問題で、
同じように出来るつもりになるのも愚かなら、
困っている元お侍さんを笑う商人がいたら
そちらも人間としてロクなもんじゃなく、
さらには、お客の方だって
陰でひそひそ話をしたり
昨日まで頭を下げていた分を取り戻そうと
偉そうにするのは間違ってます。

元お侍さんとしては
謙虚に越後屋さんをまねる一方で
侍魂の宿った商売というものも
追及してみたら面白いかも知れません。

私は実家が商店で
おまけにサービス業のバイトも長く
厳しい業界の営業も経験したので

そういう意味では有利とも言えますけど、
どれが自分なのか
よく解らなくなることもあります