あなたが悲しいとき
どうにかしようと映画を観たり
本を呼んだりするなら
どんなものを選ぶでしょう?
素直な人ならば
悲しいときには楽しい物語で
自分もつられて楽しくなろうと
考えるでしょうけど、
実はこれは逆効果というか、
遠慮がちに言っても効果が薄いと
言わざるを得ません。
悲しいときには、実は
もっと悲しい物語でも歌でも選んで
どん底まで悲しい気持ちに浸ると
早く抜け出す事ができるんです!
頭か胸の中の事なので、
なにがどう働いているのかは
想像の域を出ませんけど、
私がこの方法を知ったのは
加藤周一さんという学者さんの
『読書術』という本でした。
⇒ http://josho.tokyo/qfl7
例によって必要に迫られて
自分でも試しました(^^;
確かに早いです!
こんなときは小説など
まだるっこしくて読めませんけど
映画なら流し観できますね。
そして終わったときには
自分の悲しみはどこかに消えて
整理のついた感情だけが
自分の中に堆積しています。
言うまでもなく、
映画は作品として完結してるので
感情も整理されていますから、、、
中国哲学に
”陰極まれば陽に転じ
陽極まれば陰に転ず”
とあるように、
中途半端なところで
微調整をくり返すような方法より、
なんにしろ極めてしまった方が
ときとして有効なようですね。