正統派と技巧派、
どちらが好きですか?
どちらが強いと思いますか?
あなたはどちらですか?
私は今までにいくつもの資格試験を受けました。
簡単な試験なら、本屋さんで参考書を買って、
ときには参考書すら買わないで、
過去問集だけで受かる試験もありました。
難しい試験になるとそうもいかずに、
DVD教材や、ときには受験予備校に通いました。
面白いことに、資格のジャンルを問わず
正統派の先生と技巧派の先生がいて、
どちらのご意見もごもっともなのです。
正統派の先生曰く、
「あなた方はこれからプロになるのです。
基礎をみっちりとやっておかないと、
先へ行くほど苦しくなりますよ!」
技巧派の先生曰く、
「試験の合格と実力とは無関係です。
つまらないことはさっさと終わらせて、
はやく本当の勉強をしましょう!」
試験の難易度にもよりますが、
確かに技巧派の方が合格は早いです。
と言うよりも、
正統派のやり方だと息切れしてしまって、
途中挫折組が多くなるのですね。
ですから、目標達成という意味では、
技巧派が理にかなっているのかもしれません。
しかし問題は、
技巧を使って試験に合格したあと、
「本当の勉強」をするかどうか?
私が最後に合格したのは、
第三種電気主任技術者、いわゆる電験三種で、
これは結構難易度が高い試験です。
ましてや私はガチガチの文系で、
正確に言うと理系音痴で、
物理や化学など小学生レベルだったのです。
当然の事ながら、
モロ技巧だけの合格でした^^;
直前期の勉強は、我ながらスゴイものでしたが、
今は何一つ覚えていません。
まぁ、給料UPの目的は果たしたので
それはそれで好かったのかもしれませんが、
自分のミッションにかかわる分野では
まったく意味がありませんよね。