脱根性論

「自分の弱点を直せば人生がよくなる」
そう思い込んでいる人が九割もいる。
だがそれは空高く飛べる鳥に
土を掘る練習をしろと要求するようなものだ
– マーカス・バッキンガム –

いかにも昔の先生や
昔の親が要求したことですね。
今はどうか知らないけど
私は息子たちに
そんな真似はしませんでした。
自分がそれで潰されたから。

「まずは土を掘るのが基本だ!
それを完全にマスターしたら走り込め!
間に文武両道で儒教を学べ!
まだまだあるぞ!
空を飛ぼうなんてまだ無茶だ!」

とっくに空を飛んでいたのに
呼び戻してそんなことばかり言ってた。
まぁ済んだことは仕方ないとして
「弱点」を「直せ」ば「よくなる」なんて
よくも何重にも思い込んだものですね。
誰かに吹き込まれたのでしょう。
根性論を持ち出すのは
お馬鹿な人の専売特許ですから
やっぱり父親ですかね?

弱点じゃなくて得意じゃない部分で、
そこにスポットを当てる代わりに
伸び盛りな部分を伸ばすことを考えたら
全体が底上げされるでしょう。
でも、その結果として
好い人生が待っているのではなくて
そうしていること自体が楽しいのだから、

楽しい事をしているのが
すでに好い人生なのでしょう。
と、思います

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