人間の目的は、生まれた本人が
本人自身のためにつくったものでなければならない
– 夏目漱石 –
この頃は、流石になくなったのでしょうが
自分が果たせなかった夢をわが子に託すというのが
私の時代には普通でしたし
美談としてさえ語られていました。
私も、父親の夢を自分の夢と思わされて
根が鈍感な性質なのか、何か違うと気が付いたのは
ずいぶん大きくなってからでしたので
そのつもりでいた周囲の人は大いに失望しました。
そんなこと言われたって、
気が付いてしまったものは仕方ない。
あきらめて運命に従う親孝行な人も居ますが
私はそんなに善人ではありませんので
正反対の道を進んでいますけど、
考えてみたら「正反対」というのは
いまだに影響を受けているのでしょうね