大きくても30センチほどのヤマメと、
その倍もあるサクラマスが、
もともとは同じ魚だということをご存じですか?
川での生存競争に敗れたヤマメの一部が、
餌を求めて海へと下り、
餌が豊富な海を回遊するうちに大型化したのが
サクラマスなんだそうです。
そのときは負けたように思えても、
自分で自分に見切りをつけなければ、
人生に「負け」なんてものは存在しません
– 斎藤茂太 –
大きくなったから
逆転勝ちとも思えませんが
このお話は面白いです。
のちに大型化するサクラマスは
川にいたときはヤマメに敵わなかった。
大きくなって威嚇すれば好いものを
すごすごと海へ下った。
そもそも海へ「下った」わけでもなく
海で蒸発した水が色々の末に
海へ戻る途中が川なのでしょうから
海へ「戻った」というべきところしょうね。
そう、ヤマメは井の中の蛙で
川で威張っていたから
魂の故郷へ帰る機会を失ったのかも。
そしてサクラマスは
大海原の中では元の姿では不都合で
泣く泣く大きくなったのかも。
新年早々
何を捻くれたこと考えているのでしょうね^^;?
自分の居場所を探すことは
けっこう大切だというお話でしょう。
これで好いのだ