”こだわり”と言えば聞こえはいいけど

執着があれば、それに酔わされ
ものの姿をよく見ることができない
執着を離れると
モノの姿をよく知ることができる
だから執着を離れた心に、
ものはかえって生きてくる
– 仏陀 –

若者とか、
若くはないけど不安定な人は
よく”こだわり”を自慢げに披露します。
私も最先端で披露していたクチです。

でも、経験が多くなるほど
普通に見える人や物ごとの中に
驚くべき深遠な、あるいは広大な世界が
広がっていることを知るにつけ、
自分の”こだわり”は
ただの執着に過ぎなかったと思い知り、
普通の髪型、服装、職業に落ち着き
バイクや車もノーマルがいちばんなんて、
すっかりオッサンになりました。

でも、仏陀さんの仰るように
色々と見えてきた気がしています。
まぁ、若いうちの”こだわり”だって
血気盛んなあの時期には、
必要だったのかも知れません。
いつまで血気盛んなつもりでいたり
盛んでないのに無駄にこだわり続けるのは
ただのマヌケかも知れません