江戸の敵を長崎で討つ
(えどのかたきをながさきでうつ)
江戸の地で自分をひどい目に会わせた相手に対して、
遠く離れた長崎で敵討ちするという意味。
意外な場所や領域、
あるいは筋違いのことで仕返しをすること。
関係のないことをして気を晴らす場合にも使う。
日常生活で
この言葉を使った経験はありません。
おそらく、古い日本映画とか
ドラマの中で描かれた”日常”で
疑似体験しただけかと思うのですけど
もしかしたら、
落語だったのかも知れません。
なにしろ、この言葉のイメージは
えらくマヌケでのろまな奴の仕返しみたいな、
あるいは酷く粘着質で嫌な奴について
馬鹿にするような印象を伴っていますね。
でも上の解説を読むかぎり、
ちょっと違うのかな?
”関係のないことで気を晴らす”なら
今どき、そこら中で行われていて
やられた方はたまったものではありません。
江戸の仇は江戸で討つか、理想的には
神田川に流してしまいましょうね