目が点になる

秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる
(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
秋になると肌寒い日が続くが、
雨が降ると南方からの低気圧のせいで暖かい。
そこで、寒がりの猫が
三尺も顔を長くして喜ぶということ。

三尺といったら90センチ以上です。
当然、そんな顔の猫は居ない筈なので
そういう印象を言ったのでしょうが、
そういう印象を持ったこと自体
昔の人は面白い感性の持ち主でしたね。
”首を長くして待ってる”なんていうのだって
言いえて妙でしょう。

三尺といえば
”三尺バナナ”なるものがあって、
そんなにデカい印象のバナナかといえば
実は普通より小ぶりだったりして、
名前の由来は”三尺の高さに実るバナナ”とか。
こちらは語呂は好かったにしても
誤解を招く表現です。

もっとも、今どきのスクープものは
始めから誤解を狙ってタイトルをつけてあり、
昔からそういう不埒な輩が
居なかったとは限りませんけどね

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