憂いも辛いも食うての上
(ういもつらいもくうてのうえ)
意味
苦しいとか辛いとかの悩みを言えるのも、
衣食に不自由がないからであって、
衣食に事欠くようになれば、そんな不平は
言ってはいられなくなるということ。
”腹が減っては戦ができぬ”とも言いますが
腹を満たして戦ばかりされたのでは
腹を減らした市民は立つ瀬がないというものです。
色々な訳の分からない暴力沙汰も
飽食で無駄に蓄えたエネルギーが原因か
少なくとも引き金にはなっている気がします。
一方で
衣食の心配ばかりしていると
肝心なことに気持ちが向かなるのも事実で、
私も遅ればせながら
今になって色々考えている始末です。
ただ、野生の動物と違って
人間は考えてばかりいるせいで、
病気になったり不幸になったりする面もあって、
程度の問題とか、質の問題とか
”感じ”として受け取れるようでいたいですね