六日の菖蒲十日の菊
(むいかのあやめとおかのきく)
五月五日は端午の節句で菖蒲を、
九月九日は重陽の節句で菊を飾るが、
節句に一日遅れた菖蒲と菊は役に立たない。
そこから、
時機に遅れてしまったことのたとえ。
”役に立たない”って、
菖蒲や菊に失礼過ぎませんか?
前日も翌日も
彼ら(彼女ら)は当日と変わりません。
それなのに人間ときたら
菖蒲や菊に限らず、
たとえば初日の出ばかり有り難がって
2日の日の出に失礼ですね。
もっとも、
彼ら(彼女ら)にしてみたら
私たちがどう思おうと
そんなことにお構いなしに
咲いたり昇ったりしているわけで、
人の評価ばかり気にしている私たちこそ
見習った方が好さそうです