甲斐なき星が夜を明かす
(かいなきほしがよをあかす)

強く輝く星は山の陰に隠れてしまうのに、
いまにも消えそうな弱々しい光の星が
朝まで光り続けるということ。
からだの弱い人は
いろいろと健康に気を使うので、
頑健な人よりもかえって長生きするというたとえ。

似たような言葉で
”美人薄命”とか”憎まれっ子世にはばかる”とかあります。
ただ”甲斐なき星”には好意的なのに
上の二つだと、長生きするのは悪者みたいです。
実際はそんなこと無くて
早くに亡くなった悪者も居れば
けっこう年配の好い人だって居ます。

ひとつ言えるのは
どんなに素敵な人だって
ずっと見続けているうちには
”アラ”の一つや二つ
見えてきて当然だということで、
だから年配の好い人こそ
実は希少価値なのだと言えそうです。

でも、
やっぱり夏目雅子さんは綺麗だったし
ジョンレノンは恰好好かったです。
もっと長く観ていたかった