愚か者の三段論法

大風が吹けば桶屋が儲かる
(おおかぜがふけばおけやがもうかる)

大風が吹けばほこりが立って盲入が増える。
盲人が増えれば三味線を習う人間が増えて、
猫の皮の需要が増える。
猫の皮の需要が増えれば猫が減る。
猫が減ればねずみが増えて桶をかじる。
そこで桶屋が繁盛するという笑い話。
思いもかけないところに影響が及ぶたとえ。

論法にいちいち無理がありますけど
笑い話ですから、これで大正解なのでしょう。
でも、現実にこういう論法で
真面目な顔して人を説得しようとしたり
まんまと丸め込まれちゃう人が多いようで、
そっちの方は笑い話ではすみませんね。
おたがい、気を付けましょう。

近頃では”バタフライエフェクト”なんて
さも科学的な話として説明されていますが、
あちらは、影響が大きくなっていく話だから
少し違うのかな?

この諺も”マウスエフェクト”なんて
表現に変えて発表したら
もう一度注目されるかも知れませんね

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