大行は細謹を顧みず
(たいこうはさいきんをかえりみず)
大きな事を成し遂げようとする者は、
細かな事に気を使ったりせず、
目的に向かって積極的に
事を運ぶものだということ。
こんな書かれようだと
いかにも大行が偉くて細謹は下みたいですが、
実際は細謹を誰かが担当してくれるから
安心して大行に徹することができるわけで、
だから上下の問題でなく
あくまで役割の話なのだと思います。
ただ、細謹に逃げ込んでいるなら
ちょっと話が違ってきて、
責任を負ったり、考えるのが嫌だからといって
大行すべきときに陰に隠れているなんて
細謹の風上にも置けません。
ひとたび、大行を仰せつかったら
潔く細謹は誰かに明け渡しましょう。
そして細謹のやり方を持ち込まないことが
ひそかに大切だったりします