下戸の建てた蔵はない
(げこのたてたくらはない)
意味
酒の飲めない下戸が、
その酒代をためて蔵を建てた話は
聞かないということ。
酒を飲まずにいたところで
財産ができるものではないと、
酒飲みが下戸をからかうことば。
また、自己弁護のことば。
中学の、英語の副読本で
似たようなお話があったのを思い出します。
二人の男が街中を歩いていて、
一人がもう一人の喫煙や飲酒をいさめています。
「君が煙草や酒をやってなければ
今頃、あそこのビルを持っているだろうよ」
もう一人が煙草をふかしながら
「君はあのビルを持っているのかい?」
品行方正な男は憮然として
「いや、まだ持ってはいないが、、」
飲酒喫煙男が得意そうに
「そうだろうとも!あれは俺のビルだからな」
たしかに、私はヘビースモーカーで
ヘビードリンカーでありましたが、
いまは両方ともやっていないにも関わらず
ビルのオーナーではありません。
冗談はともかくとしても
計算通りにはお金が残るものではないようです。
もっとも、やめた直後は
ポケットの小銭が減らないのが
なんだか新鮮な感じがしましたけど、
あればあるなりに
何かに使ってしまうものらしい。
というか、
若くて貧乏だったころに
あれだけふんだんに酒やたばこを買えたのが
今でも不思議に思うのですけど、
なぜなんでしょうね^^;?