巧遅は拙速に如かず
(こうちはせっそくにしかず)
下手よりは上手にこしたことはないが、
巧みにやろうとして遅くなるより、
少しぐらいまずくても
早くやったほうがよいということ。
映画『プラダを着た悪魔』の中で
「氷河の流れのようにゆっくりなのね、、」
というミランダのセリフがありました。
実際の氷河を観たことはありませんけど
想像できて笑っちゃいました。
身の回りにも
上手くやろうとして遅すぎる人は
あまりに多い気がします。
私もうまくは出来ない方ですが
時間をかけたところで
そのぶん上等になるわけではないと
あるとき気が付いてしまってから
とりあえず最優先で着手して
早く提出することに努めています。
ゆっくりやれば
その分、自動的に丁寧になって
丁寧になれば自動的に
よりよい仕事になるだろうなんて
あまりに安直な錯覚ですね。
読書がいい例でしょう?
ゆっくり読んだら理解が深まりますか?
倍の速さで二回読んだ方が
はるかに理解度が深まるはずです。
なんて偉そうに言いましたが
これは速読のクラスで教わって
実際参加者全員で試して
驚きとともに実感した事でした。
もっとも、物語とか詩とかは別で、
それぞれに適切な速さというものがあって
それ以上でもそれ以下でも
本当の楽しみは得られないみたいです。
そうでないものに関しては
さっさと済ませちゃいましょうね