盗人猛々しい
(ぬすびとたけだけしい)
盗みや悪事を働いておきながら、
ずぶとく平然としているさま。
また、盗みや悪事を見咎められて居直ったり、
逆に食ってかかることをいう。
今までに二人、
典型的な猛々しい盗人を見ました。
二人に共通していたのは
まだ、それほどの仲でもない頃から
特定の人物について
えらく具体的な悪口を並べることでした。
そして二人とも、まさにご自身こそ
その悪口に値する人物でした。
きっと、心のどこかで
自分を恥じるところがあるものだから、
私のような、ちゃんと観察するタイプが苦手で
無駄に煙幕を張っていたのでしょう。
でも、ぱっと見はいかにも平然としており
関心の薄い人はコロッと騙されますから
まさにそのことが、私は腹立たしく
彼ら盗人を見る目が
いかにも不愉快なものを見たようになるので
猛々しい盗人には許せないのでしょう。
下町では”ぬすっと猛々しい”と言ってました。
下町っ子は、ずるい奴が大嫌いなんです