低き所に水溜まる
(ひくきところにみずたまる)
水は自然に低い所に流れるように、
利のあるところは利を求めて
人が自然に集まってくることのたとえ。
また、悪い者のところには
悪い者が集まるたとえにもいう。
”溜まる”というのが
すでに相当嫌なイメージを伴いますね。
ゴミとか、不要なものが連想されますし、
溜まっている人はたいてい
ロクなもんじゃない事が多いです。
悪い人じゃなくても
例えば今の会社に、朝礼の後
事務所の出入口付近でミーティングをはじめる
意味不明のグループがいて、
たまたまじゃなく、毎朝邪魔なんです。
ああいうのは、たまたま偶然だったのが
習慣に昇華してしまった現象なのでしょう。
私だって高校生のころは
営業終了後のガソリンスタンドで
妙な連中と群れているのが快適でした。
いや、快適というのは錯覚で
あそこに行けばあいつ等が居るという
妙な安心感がありました。
”転がる石には苔が生えぬ”と言います。
うっかり溜まっていると、
知らぬ間に苔だらけかも知れません。
いつも、ゆっくりでもいいから
流れていましょうね