布施ない経に袈裟を落とす
(ふせないきょうにけさをおとす)
報酬が少ないと、仕事が雑になったり、
手抜きをしたりするたとえ。
僧侶がお経を読む際に、布施が少ないと、
袈裟を着用せずに略式で行うことから、
この言葉が生まれた。
お葬式が立派だから
故人が幸せになったり、いい場所に行ったり、
そういうことは無いと思います。
あれはもっぱら、残された人たちのための儀式で、
そういう意味では袈裟も有用でしょう。
ただ、お布施の額で着たり着なかったりするなら
そんな袈裟はロクなもんじゃないですね。
ロクなもんじゃないといえば
坊さんの前に関わる人、
お医者様がお布施次第だとしたら
それは酷すぎる話でしょう。
父親が倒れて、開腹手術となったとき
母親がなにやら分厚い包みを渡していました。
不思議に思って尋ねると
「気持ちよく手術してもらいたいから、、」
とか言っていましたけど
医者の受け取り方が非常に嫌でした。
もっとも、医者がすべての患者に
平等に袈裟を着て対応したなら
それはそれで嫌ですけどね