たいていの事と肝心な事

言いたい事は明目言え
(いいたいことはあすいえ)

思ったことをその場ですぐ言わないで、
よく考えたうえで言えば
失敗することはないということ。
腹をたてたり興奮したりしているとき、
感情のままに言いたいことを言うと、
後で悔やむことになるという戒め。

これは、失敗しないための戒めであって、
その代わりに、失うものもあるかも知れません。

大学の時、よく言えば内気で
普通に言うと優柔不断な男が居て、
ある晩も、共通の友人の下宿で一緒になったら
思いを寄せているクラスメイトについて
延々とネバーエンディングストーリーが始まりました。
一言でいえば
「好きだけど、怖くて言えない、、」
というだけの話なんですけどね。

私は酒も呑んでたし、とても疲れていたので
「今から行ってこい!明日じゃ間に合わない!」
とかいい加減なことを言ったら
どこかのツボを押してしまったようで
彼は本当に行って、告白しました。

数年後、彼らは結婚して幸せになり、
私は彼に感謝されました。
動機はともかく、私の言葉は正論だったと思います。
次の日では、縁が変わっていたでしょう。

どちらが好かったかは、別な話です^^;