得手勝手は向こうには効かない
(えてかってはむこうにはきかない)
自分の得意とするところ、
自分の都合のいいようには、
なかなか相手が応じてくれない、ということ。
自分側に都合のいい方法では、
いくら利点を説いても
相手は納得しないという教え。
整体を習いに行っていた頃、
心理療法のクラスもあったので
参加してみました。
いちばん印象深く、今でも活きているのは
相手がスタート地点であって、
相手の文法に沿って話すということです。
ちょっと聴くと
相手の土俵で戦うことになりそうで
初めから不利に思えますけど、
心理療法は戦いではありませんので
その心配は要りません。
日常生活も心理療法ではありませんので
普段はあまり意識していませんが、
会社の会議などでいつも感じるのは
いかにみんなして、自分の話を相手に押し付けて
言うことを聴かない相手に攻撃を続けるか、
そこからは何も生まれないか、ということです。
何を話したかよりも
何が、どう伝わったかが問題で、
そのためには、相手を理解すること、
せめて理解しようと努めることが
肝心なようですね