席暖まるに暇あらず
(せきあたたまるにいとまあらず)
あまりにも多忙で、
暖かくなるまで同じ席に座っている
暇がないということ。
忙しく立ち働くたとえ。
座った時に、席が暖かいと
状況によって微妙な感情が湧きますね。
嫌なのは、温水便座ではないのに
座ったら暖かかった場合、、
なんだか、自分が穢された気になります。
真冬の電車で
ヒーターか何かの上の席は
むしろ熱いほど暖かくて
ちょっと得した気分になれます。
コールセンターで働いていた時のこと、
私のところは技術系のサポートだったので
パソコン2台たっぷり使って
いろんなソフトを立ち上げるのに
毎朝5分くらいかかりました。
ある日、時間になったのでパソコンを閉じて
さあ帰ろうと思ったら
「○○さんのログがおかしいから直して」
と言われました。
直すのはほんの20秒なのだけど、だからこそ
そのためにパソコン立ち上げるなんて
絶対に嫌でした(一部立ち上げはNGでしたから)。
それで、まだ残っていた女性に
「お願い、ちょっとだけ使わせて!」
と頼んだところ
「いいですよ、熱いですけど、、」
「?」
席についてすぐに納得。
その女性はよほど体温が高いらしく
椅子がまさに熱くなっていました。
全体的にあんなに高温だったら
たぶん脳が沸騰してしまうだろうから、
お尻だけ熱い人なのでしょう。
暖かい席の思い出でした。