何某より金貸し
(なにがしよりかねかし)
何のなにがしといわれる家柄であっても
貧乏であるよりは、
金貸しと卑しめられても
金持ちのほうがよいの意で、
格式や名誉よりも
実利のほうがよいというたとえ。
以前、何かの間違いで
街金勤めをしたことがありました。
街金とは、特定の地域で営業している
貸金業者のことを言うのですが、
たいていはグレーゾーンの高利貸を指します。
私がいたのは”たいてい”のところでした。
全然違う募集内容を
しかもハローワークで見かけて出かけて行ったら
いつの間にかそうなっちゃったのですが、
そこの社長が”ザ・金貸し”で
あれを見ちゃうと、何某の方が絶対いいと
誰もが思うことでしょう。
もっとも皮肉なことに
同僚に何某がいたのがご愛敬でした。