河豚食う馬鹿河豚食わぬ馬鹿
(ふぐくうばかふぐくわぬばか)
ふぐは毒があり、
命を落とす危険性があるので
これを平気で食べるのは馬鹿であるが、
中毒を恐れて
こんなに美味しい魚を食べないのも
また馬鹿であるということ。
どんなに美味しくたって
ただ旨いという理由だけで命を懸けるのは
私にはできない芸当かもしれません。
ましてや、口や手足がしびれはじめて、
恐怖のうちにマヒが全身に広がり、
最後は呼吸困難だなんて
一生の終え方としては辛すぎますね。
でも、いままでに一度だけ
会社の飲み会でふぐを食べました。
散々酔っ払った後
部長さんの顔で、メニューには載っていない
白子をあしらった雑炊が出てきましたが
まさに天にも昇る美味しさでした。
ただ、冷静に考えたら
いくら資格保持者とはいえ
性格の破綻した調理師さんだっているだろうし
資格保持者が欠勤して
見よう見まねの阿呆が調理するかもだし、
もう二度と、
危ない橋を渡ることはないでしょう。