鯉の滝のぼり

蹈常襲故
読み方:とうじょうしゅうこ
昔ながらのやり方や古い習慣を
そのまま受け継ぎ、変えようとしない、
あるいは慣習に固執することを指す。
特に、古い規律に縛られて革新性がない、
やや否定的な意味合いで使われる。
出典:蘇軾「伊尹論」

この言葉、後に”踏襲”となるのですが、
いま我々が”踏襲する”というとき
あまり否定的なニュアンスはありませんよね。
むしろ伝統を律義に受け継いだみたいに
自慢気な雰囲気さえ漂います。

でも、時代は確実に移ろうのに
その中で変わらないものって
どうしたって無理がありそうです。
それが好い場合だって、
もちろんあるのですけどね。

昔住んでいた家の近所を
堺川という川が流れていて、
そこには鯉なんかも泳いでいました。
あれはどうしたものか
おそらく餌が流れてくるのを待っているのか
上流に向かって同じところに留まって
口をパクパクしているんです。

遠目には止まっているようでも
流れに逆らって同じ場所をキープするには
けっこうな力が必要なはずで、
時代にあらがって
昔の流儀を押し通す爺さんを見ていると
あの鯉の口パクを思い出します。

よどみの方で、のんびりしている鯉の方が
楽な人生を送っているでしょうに、、、

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