礼があっての無礼講

礼に始まり乱に終わる
(れいにはじまりらんにおわる)

最初は礼儀正しく振る舞っているが、
次第に乱れていって、終わりがけには
乱雑な状態になるということ。
酒盛りの進み具合をいったもの。

”~礼に終わる”の方は知っていましたが、
”乱に終わる”もありましたか⁉
私はまさにその順番で生きてきました。

小学校入学と同時に
父親の趣味で、なかば強制的に
町の剣友会に入れられて
何も考えずに、当たり前のように
臭いのと痛いのを我慢していたところ
区の大会で優勝したりして、
それよりも礼とか正座とかには
同級生よりも馴染みが深かったことは、
そこだけは好かったと思ってます。

その後、高校生の頃は
バイト先の悪い連中とツルんでいたので
すっかりだらしなくなったのと、
浪人以降は酒浸りになって
自分はこのまま、乱で終わるのかと
漠然と思っていました。

子どもたちが、それぞれ8歳と5歳の頃
先輩が通っている合気道の稽古を見に行って
終了後に先生に挨拶に行ったとき、
子どもたちがちゃんと正座して
礼儀正しく観ていたことを褒められました。
別に、意識して躾けた覚えはないけど、
考えたら、食事のときとか
無意識に私がそうしているのを
真似したのだと思います。

終わりのことはともかく
礼に始まるのは大切な事みたいです。
余計な事考えない時期に剣友会に入れてくれた
亡き父親に感謝します。
おかげで、子どもたちにも
礼を引き継ぐことができました

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