起きて半畳、寝て一畳
読み方:おきてはんじょう、ねていちじょう
人間は必要以上の豊かさをもとめても
仕方ないということ。
どんなに大きな家に住んでいようと、
人一人が必要とする広さは、起きている時は半畳、
寝る時も一畳あればすむということから。
(辞典オンラインより)
半畳しか使わないというのと
実際に半畳しかないというのは
当たり前だけど違います。
はるか昔、
確か奈良県の、内観寺に行きました。
というより、先輩に無理やり引っ張って行かれて
二泊三日の内観修行となりました。
ひとり一畳くらいのスペースがあてがわれ、
屏風で囲われて、その中で座って、夜は眠ります。
昼間は公案※のようなものがあてがわれ、
それはもっぱら、親と自分の関係についてでしたが、
だんだん考えが煮詰まってくると、
あの狭さが辛いんです。
感情の波が押し寄せてきて、
叫びそうになります。
結局私は、1日半くらいで脱走して
ただの酔っぱらいに戻りました。
なんとも情けない一畳の思い出です(--;
※公案とは、臨済宗を中心とした禅宗で行われる修行法で、
師家が弟子に与える「問題」または「課題」です。
