さしずめ、転職マイスターです

釘の裏を返す
(くぎのうらをかえす)

釘を打ち込んだ後、
裏側に出た釘の先端を叩いて曲げ、
抜けにくくする行為を指す。
転じて、
物事がしっかりと固定されるように
念を押すこと。

そういえば、貫通したくぎの先を
叩いて曲げているのを見かけたことがありますが、
サイズを間違えたのかと思ってました。
いろいろ考えているのですね。

他にも、わざと斜めに打ったり
口にくわえて唾でしめらせておいて
打った後錆びるようにしたり、
いろいろ抜けない工夫はあったようだし、
近頃の”スパーン、スパーン”という
自動くぎ打ち機とは一味違った
”トトン、トン、トン、ト~ン”という
独特なリズムで打っていたりして、
ずっと見学していても
飽きることはないお仕事でしたね。

私は大工ではありませんが
自分の世界で職人さんでありたいです。
そういえばドイツでは
パン屋さんでも靴屋さんでも
マイスター(名人、巨匠)と呼ばれて
誇りをもって仕事をしているそうです。
見習いたいですね