嚢中の錐
読み方:のうちゅうのきり
すぐれた才能を持つ人は、
たとえ隠れていても自然に周囲へ漏れ出て
目立つというたとえ。
これも、読んだことも聴いたことも
ありませんでした。
何でも、ある人が戦時下
隣国に救援を頼みに行くにあたって
連れていく最後の一人を決めかねていたところ、
ある無名の食客が名乗り出たのに対し、
「すぐれた人物は袋の中の錐のようなもので、
すぐに先が外へ現れて目立つものだ。
君は私の家に3年いるが、
まだ噂を聞かないから才能がないのだろう」
と断ろうとした話が素だとか。
言われた無名の食客は
さらに一休さん並みの切り返しをして
そちらの方も別なことわざになっていますが、
それはまた別の機会にでも。
それにしても、敗戦色が濃い状況にあって
よりにもよって”袋の中の錐”をたとえに出すなんて
昔の人は、なんて優雅に出来ていたのでしょう !?
”面白きこともなき世”であっても、
少しでも面白く生きるしかないですね。
