美文の条件

手書きあれども文書きなし
読み方:てかきあれどもふみかきなし
文字を上手に書く人は多いが、
文章の上手い人は少ないということ。
江戸時代の辞書やことわざ集である
『諺苑』などに記録されている古い言葉。
文字の形を整えて書く技術と、
文章の構成力や表現力は別物であるという
皮肉や戒めを含んでいる。

学生の頃に言われたのは
「きれいな字のレポートに、ロクなのはない」
とのことでした。
当時の私はきれいな字を書いており
当然、借り物つぎはぎだらけの
ロクでもないレポートばかりでした。

今どきは、文字はキーボード打ちか
少し前に、スマホで卒論を書いたなんて
隔世の感なニュースも聴きましたので
綺麗な文字というのはむしろ希少価値ですけど、
さらには体裁や、もはや中身までが
AIまかせになってきているようですね。

こうなると、下手な字で
内容はいかにも素人っぽい文章の方が
評価が高いのかも知れませんけど、
今度はAIに「手書き風で、、」などと
へんな注文が流行るだけかもしれません。