カタルシス v.s. 教育

既往不咎
読み方:きおうふきゅう
過ぎ去った過去の出来事や失敗を、
今さら咎めだてしないという意味の四字熟語。
『論語』八佾(はちいつ)の
「成事は説かず、遂事は諌めず、既往は咎めず」
に由来し、済んでしまったことは仕方がないので、
これからのことに目を向けようという
前向きな姿勢を表す。

20代終盤の頃、
初めてまともに就職をしました。
そのとき、実質No.2だったTさんに
直接的にも間接的にも
後々の指針となることを教わりました。

ある日、同期入社のS君が
毎度のことのように遅刻の電話をしてきて、
偶然通りかかったTさんが受けましたが、
「あぁそう、大変だったね、
気を付けてきてください!」と
非常に優しい受け答えをしているのを聴いて、
先輩の女子社員たちが
「S君にはもっときつく言わないと!」
と口をそろえて抗議したところ、
「きつく言ったって、早くは着かないでしょう?
それより、気持ちよく働いてもらいましょう」

痺れましたね。

感情に流された反応の代わりに
この先一日、その先ずっとを見据えていて、
そしてそばで聴いていた私まで一緒に
まとめて教育されちゃいました。

こういうことを自然に出来る人って
その後も数人しか見てませんし、
私もその時のTさんの齢を超えましたけど
まだ毎回は出来ません。

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